JAIC 就職支援・採用支援・社員教育のジェイック

ウェブで全て解決!
JAICのサービスは全てオンラインに対応!

詳しい資料はこちら

中小企業の新卒採用|根強い課題と苦戦状況を打破する方法とは?

公開日:2021年03月03日

更新日:2021年03月03日

中小企業は新卒採用が難しい、大企業に比べると苦戦するとよく言われます。採用にかかる人手不足だけでなく、経済的な面でもできる限り無駄を省き効率的な採用を目指したいところでしょう。そこで今回は、中小企業が新卒採用するにあたり、現状の課題と対処法についてご紹介します。

中小企業における新卒採用の状況

中小企業における新卒採用の状況

中小企業における人手不足は深刻な課題として度々問題視されてきました。経済産業省では平成26年より中小企業の雇用状況に関する調査を実施しています。「平成29年中小企業の雇用状況に関する調査集計結果」において、人手不足・人材不足を感じている割合は66.4%となっています。

特に少子高齢化の進む昨今では、企業の発展と人材確保の両面が期待できる新卒採用は重要です。しかし、大企業に比べると中小企業は満足できる採用活動が難しい現状から新卒者の採用は不利であると言わざるを得ません。

新卒者の就職活動は、どうしても知名度やブランド力の高い大企業が優先されやすい傾向にあります。将来的に安心だというイメージや、大企業であるということそのものが魅力になるからです。

しかし、令和2年は採用市場に変化が見られています。新型コロナウイルスの感染拡大により、有効求人倍率の急降下が起こりました。外出の自粛などで打撃を受けた企業は採用活動の規模を縮小するなど、求人数の減少と失業による求職者の増加が有効求人倍率に影響したと考えられています。早期退職者を募集した大企業もあり、これまでのように大企業が将来的に安定かどうかは分からないと実感した人も多いのではないでしょうか。リモートワークが進み、柔軟な働き方について関心が高まるなど、従来の傾向とは違う面から就職先を探す学生も増えたと言われています。

中小企業にとっての新卒採用のメリット

即戦力にはならないなどの理由で、積極的な新卒採用に踏み切れないという中小企業もあります。しかし、新卒採用をすることで得られるメリットも多くあります。具体的に見ていきましょう。

会社の将来を担う人材の確保

新卒の学生は、希望する就職先を選ぶ中で企業理念やビジョンに共感できるかどうかを重要な判断基準にする傾向もあります。染み付いた会社の理念や価値観は、年月を経てもそう簡単に失われることはありません。会社のことを長い時間かけて深く理解し貢献し続けてきた人は信頼も厚く、いずれ将来を担う人材となる可能性も高まります。

また、社員の年齢構成を均一にすることは、長い目でみると将来のためにも役立ちます。平均年齢が高い場合、定年退職者の穴を埋めることが大変で、会社の存続にも影響します。しかし、毎年少しずつでも新卒を採用すると、そういった問題も起こりにくくなります。

職場にも良い影響を与える存在

中小企業は社員数がさほど多くないことから、新卒社員の影響力は意外と大きくなります。「新しい風が吹く」とよく言われるように、純粋な状態の新卒社員が入ることで社内が活性化する効果もあるでしょう。

新卒社員を教育するために、お手本となる既存の社員が襟元を正すということはよくあることです。分かりやすく教えるために、社員が自らの苦手分野を勉強するなどのきっかけにもなります。

新卒採用に苦戦する中小企業の課題と対策

新卒採用に苦戦する中小企業の課題と対策

「新卒採用をしたくても、大企業に人気が集まり希望の人材がエントリーしてくれない」など、新卒採用に苦戦している中小企業の課題とそれぞれの対策を解説します。

認知度・知名度が低い

日本全国で数えきれないほどの会社がある中で、新卒学生に自分の会社のことを知ってもらうのは簡単ではありません。多くの会社が利用する就職サイトにただ掲載するだけでは、大企業の求人に埋もれてしまいます。新卒紹介サービスを利用して効率的に新卒学生との接点をつくる、SNSを活用して興味のある人の目にとまりやすくするなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

特に、その会社のことを何も知らない人の多くがまず参考にするのが、ホームページです。ホームページを最新のものに更新し、その魅力が十分に伝わるような内容かどうかチェックしてみましょう。

応募が集まらない

応募者がとても少なくて困っている場合は、学生の目につきやすい方法でPRできているかを見直すチャンスです。近年では、採用動画を動画配信サービスやホームページに掲載する会社が増えています。オンラインで情報を得る時代だからこそ、ホームページや動画の印象は重要です。

新卒採用においては応募の時期が限られるのが一般的でしたが、これにとらわれず通年採用に切り替えるのも効果的です。必要な時に必要な人材を募集できたり、留学などで就活に十分な時間を使えなかった優秀な人材を拾うこともできます。そういった面から、秋採用も有効でしょう。

また、都市部にある会社であれば、採用エリアの再考もおすすめです。地方に暮らす学生は、都市部の学生ほど大企業への就職にこだわらない傾向があるとされ、こうした学生との接点があれば応募者も増える可能性があります。さらに、副業OKにするなど働き方の多様性を認める方針にシフトすることも検討してみてはいかがでしょうか。

内定辞退が多い

優秀な新卒学生が応募してきても、内定辞退という不安が残りますよね。内定辞退をゼロにするには、いくつかの取り組みが必要かもしれません。まず、学生にとって滑り止めではなく本命の会社になることです。学生が会社に何を求めているのかを具体的に知り訴求することで、「この会社で働きたい」と思われるかどうかがカギになります。

これは、給与や残業などの待遇面のみで決定されるものではありません。具体的な仕事を通して学生のやりたいことが実現できるか、学生が求めている環境かどうかがイメージできることが結果を左右します。

新卒学生を入社まで確実に導くには、他社に負けないコミュニケーションの充実化も効果的です。定期的に連絡や面談を行うのはもちろん、講話や職場見学を含んだ懇親会、勉強会などを積極的に行いましょう。

採用スタッフの不足

中小企業の場合、人員不足により採用のためにかけられる時間が十分ではない、というケースも多々あります。マルチタスクを抱えている場合は、採用アウトソーシングの活用や業務の効率化を図り新卒採用に専念できる環境を整えるのも1つの方法です。

採用業務は多くの事務がつきものです。それらの事務に時間をとられすぎると、新卒学生が魅力的だと感じるPRへの取り組みに注力することが難しいでしょう。採用行程の細かな事務作業など業務の一部だけでも外部に委託できると、本当に必要な部分に時間をかけることができ採用効率が大幅に良くなります。

採用代行を行う業者によってサービス内容は違いますが、中には効果的な募集戦略を企画してくれるなど、新卒採用に課題を感じている会社にとって便利なサービスを展開しているところもあります。

採用コストが限られる

中小企業は採用コストの問題もあります。採用コストを無駄にせず効率的に新卒採用をするには、内定辞退を減らすことや採用後の早期退職のリスクを下げることを考えましょう。特に、早期退職については、採用コストだけでなく育成コストまでかかってくるため、実現してしまうとかなりのロスになります。

早期退職を減らすには、新卒学生とのミスマッチをできる限り無くすことが大事です。就職後、「こんなはずではなかったのに」とならないように、情報提供にかける手間は惜しまず認識の一致を図りましょう。また、双方が納得のいく採用とするために、適性検査を実施して職種や職域にどのくらい適していそうか客観的に理解するのもおすすめです。

新卒学生に即戦力としての働きは望めません。一人前になるには時間がかかり、そのぶん教育のための人材コストも費やすこととなるため、教育体制を整備して早期退職を避ける体制づくりも大切です。

おわりに

中小企業の新卒採用は大企業に比べると大変な面も多いです。しかし、大企業のブランドや知名度にとらわれず、「自分が何をしたいか」で就職先を考える学生が増えてきたと言われる昨今は、採用効率を高めて優秀な人材を確保するチャンスです。今回ご紹介した、中小企業ならではの課題に対処して自社にマッチする人材を見つけましょう。

中小企業の新卒採用のコツについては、こちらの記事でも解説しているので、是非ご覧ください。

中小企業の採用動向と課題 中途・新卒の採用を成功させるための戦略のコツを解説>

新卒の採用から活躍まで、一貫してサポート

詳しい資料はこちら