新卒採用スケジュール2023年版|企業スケジュールや事前準備など網羅的に解説
公開日:2021年02月01日
更新日:2022年02月09日
新卒採用のスケジュールやインターンシップ実施の時期などは、年度によって変化します。この記事では、採用活動を開始するまでに準備しておくべきことや採用スケジュールについてご紹介。他社に遅れを取らずに、優秀な学生を採用できる用意をしておきましょう。
新卒採用の全体スケジュール
学生の混乱を招かないよう、2023年卒まで新卒採用のスケジュールは当面現状の日程のまま行われることになっています。以前まで、新卒採用は経団連(経済団体連合会)が定めたルールに則っていましたが、経団連が定めたルールは2021年卒生以降は廃止されることになりました。
2023年の採用スケジュール
2023年3月1日~:広報活動スタート
2023年6月1日~:採用試験開始
2023年10月1日~:内定通知
24年卒の学生を新卒として迎える場合、大学3年生の3月から広報活動が解禁されます。しかし、実際にはスケジュールを守らず独自の日程で採用活動を行う企業もあります。
企業側の採用スケジュール
時期 | 7~12月 | 3月 | 4~6月 |
---|---|---|---|
企業側 | インターンシップの開始 ・夏開催の場合の目安 受付:7月頃 実施:8~9月 ・冬開催の場合の目安 受付:10~11月 実施:12~2月 |
エントリー受付開始 説明会の開催・参加 ・自社説明会 ・合同説明会 など (企業により) 筆記試験、面接 |
本格的な選考開始 内定出し 内定者フォロー ・内定者研修 ・懇親会 など |
大学3年生の夏から冬にかけては、適宜インターンシップを実施します。3月にはエントリーが開始され始め、大学4年生の4月から本格的な選考が開始されます。
前年7~翌年2月
学生が自己分析をしつつ、業界・企業研究を始める時期です。会社によっては、この頃からインターンシップ制度を導入します。インターンシップの実施は夏休みや冬休み、春休みの時期が一般的です。なお、1月下旬は多くの大学で後期試験の時期となるため、セミナーを開いても参加者数が見込めない可能性があります。
3月
広報活動が解禁となり、本格的な就職活動が開始される時期です。大手就活情報サイトがオープンし、合同企業説明会や個別企業説明会が開催されます。企業によっては、筆記試験や面接などの選考が早くも行われます。
4~6月
多くの企業で選考が本格化し、6月の経団連の選考活動開始を前に内々定または内定を出し始めます。優秀な学生を早期に確保できた場合は、内定辞退を防ぐためにも積極的に内定者フォローを行いましょう。
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【時期別】採用活動に必要な事前準備とは?
学生から多数の応募を集め、優秀な学生を確保するには、事前準備が欠かせません。また、自社の採用方針に応じた採用活動を行うにも、スケジュールを細かく設定する必要があります。前年春夏、前年秋冬、春以降の3つの時期において必要な事前準備をご紹介します。
前年春夏
採用活動に向け、社内で採用活動の方針や体制を整えていきます。
昨年度の採用結果を基に課題を洗い出す
今年度の採用の効果を高めるため、前年の採用活動の成果を検証し、改修すべき課題を洗い出します。具体的な採用施策だけでなく、会社が求める人物像や募集人数なども併せて検討しましょう。
インターンシップの受け入れに備える
学生に実際の業務を体験してもらうインターンシップは、意欲的な学生との接点を獲得できる貴重な機会です。インターンシップの実施を決めたら、何のためにインターンシップを実施するのかを明白にしましょう。目的に応じ、担当部署・責任者・対象の学生・実施期間・業務内容を決定します。
また、インターンシップの実施を全社員に理解してもらうことも重要です。選考・実施スケジュールや学生の担当業務、人数などを周知し、会社全体でインターンシップの受け入れに備えましょう。
前年秋冬
採用活動の準備が本格化します。
インターンシップの開催
準備を進めてきたインターンシップを開催します。期間中は担当部署や責任者と連携を取り、円滑で有意義なインターンシップが実施できているか、業務には滞りがないかなどをこまめに確認しましょう。インターンシップが終了した学生には、春からの採用活動に向けてフォローをしておくとよいです。
採用・広報活動の準備
・就活エンジンへの登録
・イベントへの出展準備
・説明会用のパンフレット、リーフレット作成
・自社の採用ページの立ち上げ
会社そのものや採用情報の認知を高めるために、採用・広報活動の準備をします。具体的には、上記4つの準備をしておくのがおすすめです。作成にかかる金額や出展・完成までの期間は媒体やクオリティなどによっても異なるため、目的・予算・スケジュールに合わせて計画的に手配を済ませましょう。
採用スケジュールの作成
一般的な採用活動は、広報活動から募集、選考、内定という流れで進行します。あらかじめ設定した求める人物像に応じて選考方法を検討し、選考の回数や内容を定めましょう。また、選考は社内スケジュールとの兼ね合いも考える必要があります。選考のフローとともにエントリー受付や説明会、書類の提出期限などの具体的な日程を決定しましょう。
春以降
応募受付から選考、内定まで
定期的な選考状況の確認
効率的な採用活動のためには、定期的に応募・選考状況をチェックする必要があります。想定よりも応募が集まっていないのであれば、随時対策を練って巻き返しを図りましょう。想定内またはそれ以上に応募が集まったり、順調に選考が進んだりしていれば、選考に専念できます。
内定者フォロー
学生の内定辞退を極力減らすには、内定者へのフォローが必要です。内定を早めに出した場合には、確保した学生と積極的にコミュニケーションを取れる、内定式や懇親会などの機会を用意しておきましょう。フォローを疎かにすると、内定辞退により採用予定人数を確保できず、採用が長期化する恐れがあります。
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おわりに
新卒のスケジュールは年度によって変化していますが、2023年は3月から広報活動が開始されます。競合他社や大手企業に遅れを取らず、優秀な学生を確保するためにも、採用活動の事前準備を万全にしておきましょう。
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