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リーダーシップとは?リーダーの種類や必要な能力・スキル、研修についても紹介
2017年03月07日

リーダーシップといっても、さまざまな種類があることをご存知でしょうか。今回はリーダーシップの種類や必要な能力やスキル、社員のリーダーシップ力向上に役立つ研修の具体例を紹介します。リーダー人材の育成のために、ぜひ参考にしてください。
リーダーシップとは
リーダーシップとは、未来へのビジョンを明確に持ち、個人やチームの能力を上げ、成果創出や目標達成に導いていくスキルです。このスキルは本来、部下を持つ管理職だけでなく組織に属するすべての人に求められます。先頭に立ち人を引っ張っていく力ではなく、自らが模範となることで周り(フォロワー)の自発的な意欲と行動を促し、維持していく力です。
リーダーシップの種類
すべての人が持つべきスキルとお伝えしましたが、いくつかの種類があります。どのリーダーシップでも優劣や良し悪しはないのですが、最適なリーダーシップは状況や場面によって変わるようです。ここで、主なリーダーシップの種類をご紹介します。指示型
明確な説明や指示をして、周りを動かしていくタイプのリーダーです。とくに組織やチームに差し迫った危機的な状況が生まれたときに有効でしょう。強制的な面が強いため、平常時に指示型傾向が続くとマイナス要因になることもあります。コーチ型
自分からの指示・要求を押し付けることなく、個々のメンバーの意思ややり方を尊重し、メンバーの能力を引き出していくタイプのリーダーです。メンバーとの強固な信頼関係が築かれやすいのが特徴です。比較的プロセスに時間がかかることが多いため、長期的な能力の改善や開発に向いています。ビジョン型
組織やチームの将来の明確なビジョンを積極的に伝えることで、周りを動かしていくタイプのリーダーです。とくに組織や、チームの初期や変革期の基盤づくりや統制を図る際に有効な存在となるでしょう。調整型
意思決定にメンバーを参加させ、個々の当事者意識と納得を引き出しながらものごとを進めていくタイプのリーダーです。とくにメンバー間に利害関係が生じやすい組織では、確率を高められるでしょう。関係重視型
組織の成果や業績・目標達成よりも人間関係を重視し、友好的でフラットな環境を維持しようとするタイプのリーダーです。自分の弱みも素直に開示します。有能なメンバーが集まる組織に有効です。実力型
細かい指示や指導ではなく、自らの高い能力や率先的な行動を見本として見せることで周りを動かし伸ばすタイプのリーダーです。比較的短期に成果を出す必要があるときにも有効で、人の背中を見て学べる人材に作用します。リーダーシップに必要な能力・スキル

リーダーシップを発揮するには、さまざまな能力やスキルを要します。多岐にわたるスキルの中から、主なものを以下にまとめました。
- ・ビジョン構築
- ・コミュニケーション能力
- ・分析力
- ・決断力
- ・行動力
ビジョン構築
組織内のメンバーがどの方向に向かえばいいのかの指針となるのが、ビジョンです。自らのビジョンを作り、もしくは会社のビジョンを理解してメンバーに簡潔かつ明確な言葉で的確に伝える伝達力も求められます。刻々と移り変わるビジネス環境において、状況を見極め、適切な判断のもとビジョンを作り変えていく必要性も高まっているようです。
コミュニケーション能力
個々のメンバーの個性や強みを理解し各々が持つ能力を最大限に引き出しながら、組織のパフォーマンスをより高くすることがリーダーの務めです。傾聴や適切なフィードバック、明確な指示など、良好なコミュニケーションによって業務を前に進める必要があります。分析力
重要な意思決定や判断を迫られる場面は多々あります。事象や問題の本質は何なのか、周りの状況はどうなのかなど有効な情報を集め、俯瞰し、最適解を見出す分析力が求められます。決断力
どのような状況であっても、リーダーには冷静で素早い決断が求められます。その決断が間違っていれば損失を発生させる可能性があるため慎重さも必要ですが、失敗を恐れて決断を先延ばしにすれば事態の悪化や機会の喪失を招きかねません。行動力
メンバーは常にリーダーを見ています。そうでなければ組織やチームの前進は難しいものです。リーダー自身の役割と責任を果たすための行動や、失敗を恐れずチャレンジしていく姿はメンバーを突き動かしていくでしょう。リーダーシップとマネジメントの違い
ここでリーダーシップとマネジメントの違いを明確にしておきましょう。リーダーシップは、模範的な行動に共感や影響を受けた周りが自発的に巻き込まれる状況を生み出します。つまり、そうするよう指示・任命する/されるものではなく自然発生するものなのです。たとえまだ存在しない未来のことにも、目標やビジョンを掲げて進んでいきます。リーダーシップは組織の可能性の拡大や成長に欠かせないものなのです。そのため、組織の立ち上げ期や変革が求められる停滞期ではリーダーシップがより必要とされるでしょう。
一方、マネジメントは既にある状況や目標に対して適切な規制やルールのもと、うまく回して目標達成に近づけていきます。個々のセルフマネジメントも求められますが、組織では複数のメンバーを統制し、秩序を保つための管理(マネジメント)が必要です。
組織を回し、維持・継続させていくには欠かせないものといえるでしょう。そのため、マネジメントは組織がどの状況・状態にあっても求められます。
リーダーシップ力を向上させる研修の具体例

リーダーシップは、生まれながらの特質ではなく後天的に身に付け、磨くことのできるスキルです。そのため、適切な研修で社員のリーダーシップ力を向上させることもできます。
企業の方針や状況によって、適した研修方法は変わってくるでしょう。研修の形態としては、以下の3つの方法が挙げられます。
- ・社内で独自にカリキュラムを組む
- ・社外で実践的な内容を学ばせる
- ・専門の外部講師を招く
具体的にどのような研修内容が実施されているのか、主なものは以下の通りです。
- ・意識改革・自己管理能力を高める
- ・コミュニケーション力を磨く
- ・リーダーとしての仕事の進め方を学ぶ
- ・次世代リーダー教育
意識改革・自己管理能力を高める
他のメンバーの模範となる行動や、自分の能力やスキルを高めることの必要性を認識してもらうため、意識改革を目的とする研修もあります。また、時間管理、優先順位の立て方、PDCAの回し方、感情マネジメントなど、自己管理能力を上げるための研修も多いです。コミュニケーション力を磨く
コミュニケーション能力を高める研修のニーズも高まっています。傾聴、伝達力、ファシリテーション、アサーティブコミュニケーション、ダイバーシティ、コーチングやフィードバックの方法などの内容が増えています。リーダーとしての仕事の進め方を学ぶ
部下を持つリーダー層や管理職/管理職候補に対する研修も盛んです。たとえば、プロジェクトマネジメントの基本・発展、部下のモチベーション喚起、課題発見・問題解決、サポートの仕方など内容は多岐にわたります。次世代リーダー教育
将来の組織を担う若手を次世代リーダーとして育成していくことは現代企業の喫緊の課題です。比較的長期のカリキュラムを組み、選抜型の研修・育成プログラムが実施されています。社内外/国内外での実践研修が盛り込まれるケースも多いようです。おわりに
現在の組織力を最大限に活かし、将来的に成長できる強い組織であり続けるためには社員のリーダーシップ力が欠かせません。リーダーシップは、磨くことのできるスキルです。しかし、一回の座学研修で身につくものではないため、長期的な育成・教育計画を立てた上で、効果的な研修を実施していきましょう。
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