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アンガーマネジメントとは?診断項目と上手な怒りのコントロール方法5つ
2017年10月27日
アンガーマネジメントという言葉をご存じでしょうか?パワハラが問題視されるようになり、自身の性格と向き合い怒りをコントロールするために抑えておきたい知識です。今回は具体的にどのような方法でアンガーマネジメントを行うのか詳しく説明します!
アンガーマネジメントとは?
さまざまな理由により、私たちの心には怒りという感情が発生します。怒りの感情は放置しておくと体に悪影響を及ぼしますので、何らかの方法で解決したいものです。アンガーマネジメントとは、怒りをコントロールする方法です。しかし、これはなるべく怒らないようにすることではありません。上手に怒ることにより改善を促し、より良い仕事につなげる方法です。
怒りを我慢することによる弊害
怒りを我慢することは美徳とも言えますが、良いことばかりとは言えません。片頭痛や不眠症など、身体に不調が生じることもあります。このため、怒りを我慢することは良くありません。怒りを上手に表現することが望ましい方法であり、求められているものといえます。
怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」のすすめ
アンガーマネジメントは、怒りを抑える方法でもありますが、むしろ「上手に怒る」方法という言葉がふさわしいでしょう。怒るべきところと怒るべきでないところをしっかり仕分けして、怒るべきところに集中することが大切です。これによって、上司・部下ともに「問題とされているところ」に集中して意識を向けることができ、仕事を改善させる原動力となります。
アンガーマネジメント診断
今、さまざまな協会や団体が簡単に受けられるアンガーマネジメント診断を設けています。今回は厚生労働省が設置したパワハラ防止策検討会でも選出される日本アンガーマネジメント協会の設問をご紹介致します。
簡易診断
Q1. 世間には尊重すべき規律があり、人はそれに従うべきだ。
Q2. ものごとは納得いくまでつきつめたいと思う。
Q3. 私は自分に自信がある。
Q4. リーダー的な役割が自分の性に合っていると思う。
Q5. 人の気持ちを間違って理解していたということがよくある。
Q6. 簡単には解決できない強いコンプレックスがある。
Q7. たとえ小さな不正でも見逃されるべきではないと思う。
Q8. 好き嫌いがはっきりしている方だ。
Q10. 言いたいことははっきりと主張すべきだ。
Q11. 自分で決めたルールを大事にしている。
Q12. 人の言うことをそのまま素直に聞くのが苦手だ。
参考:日本アンガーマネジメント協会
あなたのタイプは?
以上の診断などから、人の怒りのタイプや行動は以下の6種類に分けられるとされています。
公明正大
自分が正しいと思うことや、正義といった信念を押し通すタイプ
博学多才
何事にも白黒をつけたがり、極端にものを考えるタイプ
天真爛漫
思ったことを思った通りに発言して行動するタイプ
外柔内剛
表向きは穏やかだが、内には確固たる揺るがない自分を持つタイプ
威風堂々
自分に自身を持ち、前向きに進む力が高いタイプ
用心堅固
人を簡単に信用せず、ある程度の距離をとって接するタイプ
参考:日本アンガーマネジメント協会
必ずしもこの診断結果が全てというわけではありませんが、知らなかった自分の性格を見直すきっかけになるかもしれません。今回ご紹介した簡易診断の他に、日本アンガーマネジメント協会ではより深い内容の有料診断も設けています。また、ほかの団体でもアンガーマネジメント診断を設けているところもありますので、気になる方はぜひチェックしてみてくだい。
怒りをコントロールする5つの方法
実際に自分の性格が分かったとしても、実際に怒りを抑えることは難しいものです。しかし、感情的にならず指摘や指導するといった意味では怒りは大切です。上手に怒りをコントロールする方法を解説致します。
① 「瞬間湯沸かし器」にならない
まれに「瞬間湯沸かし器」のように、気に入らないと間髪入れずに怒る方がいます。部下を上手に操縦するために、このような行動をとる上司も少なくないでしょう。しかし実態は単に自分の思うまま、本能や感情に任せて行動している場合がほとんど。一、社会人として、このような行動は避けたいものです。一旦は湧き上がる感情を抑えて、本当に怒るべきことなのかを考えることが大切です。その場で指摘しなくとも、改めて注意することで大抵のことは間に合うのです。
② 怒る目的を確認する
気持ちが落ち着いたら、怒る目的を確認しましょう。誰に対して、どういう目的で怒ることを明確にすることが大切です。部下がルールに反した場合など、怒るきっかけがあるはずですから、それを明確にしましょう。正しい怒りは、部下の行動を正す力になります。逆に、気に入らないから怒るという行動は、絶対にしてはいけません。単に自分の感情を発散させているだけの行為に過ぎず、何の価値もなく場合によってはパワハラになりかねません。
③ 相手の状況を理解する
効果的に怒るためには、相手の状況を理解することが大切です。問題となる行動の原因は何でしょうか。無知かもしれませんし、勘違いかもしれません。あるいは、やむを得ない場合もあるでしょう。相手の状況を理解することで、その原因に迫ることができます。問題解決のためには原因究明が不可欠ですから、相手の状況を理解することで誤りを正す効果があるでしょう。
④ 部下を服従させる手段として使わない
中には、自分の思った通りに物事が進むことが善であり、それ以外のことは悪と思っている方もいます。このような人は、自分の思い通りにならないと怒り出すことも多いでしょう。しかし、仕事を成功させるにおいて上司の思い通りに進むことだけが良いことでしょうか?仕事には目的があり、その目的を達成するにはいろいろな方法があることが普通です。そのため、仕事の目的よりも部下を服従させることを優先してはなりません。
⑤ 自分の力が及ばないことは、受け入れる
思い通りにいかないとすぐ怒る人は、人に対してだけでなく、天気が悪いということだけ不機嫌になる場合があります。しかし、石を空に向けて投げてみたところで、雨が止むわけでもありません。単に自分が疲れるだけです。万が一他人に当たったような時は、余分な怒りを受けることになるでしょう。自分の力で変えられないことに怒っても、ご自身が消耗するだけです。状況を受け入れることで、怒りを鎮めることができます。

おわりに
大切なことは、部下が自ら改善するように促し、仕事の成果に結び付けられるように怒ることです。その点では、戦略的に怒ることとも言えるでしょう。そのためには感情的に怒るのではなく、良く考えて怒ることが欠かせません。さらに効果を上げるためには、日本アンガーマネジメント協会等による詳細な診断を受けることも良いでしょう。あなたの怒りのタイプをよく知ることで、よりよい怒り方を見つけることができるかもしれません。
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