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イクボス宣言をしよう!男性の育児休暇を支援する「イクボス」とは

2017年01月24日

  • 働き方改革
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イクボス宣言をしよう!男性の育児休暇を支援する「イクボス」とは

「育児は女性の仕事」という考えは、旧時代的なものとなりつつあります。近年では育児に積極的に参加する男性は「イクメン」と呼ばれ、称賛の対象となっているようです。一方で、男性職員の育児休暇取得は、さほど一般的にはなっていませんでした。

そんな中、男性の部下の育児参加に理解を示す上司、経営者が増えています。イクメンに対して「イクボス」と呼ばれるこの取り組みは、従業員たちの働きぶりにどのような影響を与えるのでしょうか。今回は、この「イクボス」についてご紹介します。


「イクボス」とは



まずは、イクボスの概要についてお話します。イクボスのタスクとなるのは、その名前の由来ともなった「育児参加の奨励・サポート」、そして「部下のワークライフバランスへの配慮」です。

育児参加の奨励・サポート
「イクボス」とは

従業員の家庭に子供が生まれた際、女性であれば育児休暇を取得することが一般的です。一方で、男性からのニーズが同様にあるのにもかかわらず、実際に男性職員が育児休暇を取得するケースはほとんどありませんでした。報酬アップやキャリアアップの障害となる可能性、仕事に対する責任感がその理由です。また、男性職員の育児参加を快く思わない上司による、「パタニティハラスメント」といった文化も存在していました。

このような慣例によって育児参加を諦めざるを得なかった従業員が管理職となり、「自分の部下には心置きなく育児に参加してもらいたい」という想いで始めたのが、「イクボス」というムーブメントです。男性部下の育児休暇取得や時短勤務を奨励するのはもちろんのこと、休暇中の穴埋めや、休暇明けのスムーズな復帰のサポートを行ってくれる、新しい上司の形と言えるでしょう。

ワークライフバランスへの配慮
ワークライフバランスへの配慮

イクボスの取り組みは、単なる「男性職員の育児参加の促進」にとどまりません。育児をはじめとする従業員の生活に最大限配慮する努力も、イクボスの仕事です。既婚・未婚、性別、年齢にかかわらず、従業員のワークライフバランス向上に務めるのが、理想のイクボスイメージです。

良い仕事ぶりは、充実したプライベートから生まれるものです。そして、上司によるワークライフバランスへの配慮は、従業員の「感謝」「職場への帰属意識」「エンゲージメント」といった想いを生み、最終的には「働きがい」へとつながります。プライベートで健康な心と身体を作ることができれば、生産性の高い仕事ぶりが期待できるでしょう。


イクボスの具体的な取り組み



以下では企業のイクボスたちが実際に行っている施策をご紹介します。部下の働きがいを向上させたい方は、ぜひヒントにしてください。

休暇の充実
配偶者や子供の誕生日などに、特別な休日を与えているイクボスがいます。従業員からは、「家族と過ごす時間が増えて働きやすくなった」と好評を得ているようです。

従業員の事情に合わせたフレキシブルな勤務体制
通常の出勤時間では子供を学校や幼稚園へ送ることができない従業員に対して、特別にフレックスな勤務を許可することもイクボス施策の一環です。育児にあわせて自由な時間で働けるおかげで、双方が仕事を続けられているという夫婦もいます。


おわりに



会社の業績は、従業員一人一人の健康な心と身体から生み出される生産性の高い仕事があってこそ。イクボス宣言は、その生産性を生み出すための1つの手段です。

人には皆、働く理由があります。結婚している従業員にとっては、家庭を守ることがその理由にあたるでしょう。家庭を大事にするために可能な限りのサポートを行えば、従業員はその想いに応えてくれるはずです。まずは、「イクボス宣言」をして、従業員の家庭に少し気を配ることから始めてみてはいかがでしょうか。
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