若手採用に強い人材紹介|株式会社ジェイック

お役立ち情報

20代の人材採用から定着まで徹底サポート

ホーソン実験とは?人事担当がおさえておくべき生産性向上の極意2つ

2017年05月30日

  • 海外動向
  • 事例
  • 業務改善
ホーソン実験が明らかにした生産性の向上と組織の関係とは

優秀な人材を抱えているにもかかわらず、生産性が上がらないとお悩みの管理職の方も多いのではないでしょうか。どのような要因が生産性に影響を与えるのかを調べたものがホーソン実験です。
今回は、ホーソン実験が明らかにした「生産性の向上と組織の関係」についてご紹介します。


ホーソン実験とは


ホーソン実験

ホーソン実験(Hawthorne experiment)とは、アメリカの元通信機器メーカーのウェスタン・エレクトリック社のホーソン工場で、エルトン・メイヨーとフリッツ・レスリスバーガーらが中心になって、1924年11月から1932年にかけて実施された一連の実験のことです。1924年11月から1927年4月の第1期実験と、1927年4月から1932年5月の第2期実験に分かれます。

【第1期実験】照明の明るさと生産性の関係を調査
第1期実験では、作業場所の照明の明るさをさまざまに変化させて、作業効率を測定する照明実験が実施されました。

この実験が実施された背景には、フレデリック・テイラーの科学的管理法(scientific management)の考え方が当時支配的だったことが挙げられます。
科学的管理法とは、ストップウォッチを用いて労働者の単位時間当たりの作業量を測り、適正な1日の作業量(タスク)を設定する合理的管理手法であり、作業条件の改善は生産性の向上につながると思われていました。

単純に考えれば、照明を適切な明るさに設定すれば作業効率はピークに達し、照度をそのレベルよりも下げると作業効率は低下することが予想されます。ところが、実験を行っても照明の明るさと生産性の関係を見いだすことができませんでした。

【第2期実験】労働時間や報酬と生産性の関係を調査
第1期実験の失敗を受けて、ハーバード大学の精神科医メイヨーと心理学者レスリスバーガーが調査メンバーに加わり、生産性に影響を与える要因を明らかにするための実験が継続されます。

第2期実験では、約2万1,000人を対象とした面接調査、リレー組み立て作業実験、雲母剥ぎ作業実験、バンク配線作業実験が実施されましたが、驚くべきことに作業条件と生産性との相関関係はみられませんでした。

例えば、電気回路を開閉するリレー(継電器)の組み立て作業実験では、作業員の休憩時間や労働時間の長さ、インセンティブ(個別出来高制や集団出来高制)などの条件を変化させても、実験が進むにつれて1時間当たりの作業量は増加しています。


ホーソン実験が示唆する生産性向上のヒント


ホーソン実験が示唆する生産性向上のヒント

ホーソン実験から2つの示唆を得ることができます。

1つ目は、職場におけるホーソン効果(Hawthorne effect)の影響です。ホーソン効果とは、注目されることで、人がさらに成果を上げようとする傾向を指します。
照明実験の対象となった作業員は、自分たちが期待されていると感じ、高いパフォーマンスを発揮したとみられます。照明を暗くすればするほど、作業員は困難を克服しようとやる気を出したのです。

2つ目は人間関係の重要性です。リレー組み立て作業実験において、条件を変化させているにもかかわらず、生産性が向上した要因として、人間関係が良好であった点が挙げられます。
実験観察者は実験室における友好的な雰囲気の醸成に努め、作業員と観察者の間に仲間意識が形成されていました。


おわりに


会社組織の運営において、科学的・合理的な管理には限界があります。ホーソン実験は、生産性を高めるためには物理的環境だけではなく、社会的環境にも注意を払う必要があることを示しています。管理職の方は社員一人一人に目を向けること、人間関係を良好に保つことを心掛け、社員のモチベーションを高く保ちましょう。
20代の人材採用から定着まで徹底サポート

こんなことを
お考えでしたら、
お問い合わせ
ください。
  • 20代、30代若手からの応募が少なく、吟味して採用できない
  • 若手応募者の質が低下してきており、内定基準に達する人に出会えない
  • 内定を出したのに、辞退されることが多い
  • 若手は採用したいけど、そんなに採用にかけられる時間がない
  • 久しぶりの若手採用。今ドキ若者の社内育成のノウハウが無くて不安
※ その他、若手採用、定着、活躍についてでしたら、どんなことでお問い合わせくださいませ。