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ロジックツリーの作り方とは?問題解決力を高める考え方&作成例をご紹介

2017年05月02日

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問題解決力を身に付けるロジックツリーの考え方
成長し続ける会社組織をつくる上で重要な課題の1つが、部下の問題解決力の向上です。この課題を達成するためにさまざまなフレームワークがありますが、よく利用されるのが「ロジックツリー」です。
今回はロジックツリーの概要や種類、そして実際の作成方法についてご紹介します。


ロジックツリーとは


ロジックツリー

ロジックツリー(Logic Tree)とは、主にマーケティングなどの分野で用いられる問題解決の手法です。課題や問題の要素を可能な限り細分化し、解決方法を探ることを目的としています。
ロジックツリーは、メンバー全体で特定の問題・課題の対策を検討するミーティングなどで、効果を発揮します。共通の問題に対して複数のメンバーでロジックツリーを作成することによって、メンバー間の認識のずれをなくし、漏れや重複のない解決策を見つけ出すことができます。


ロジックツリーの種類


ロジックツリーは目的に応じて「Whyツリー」「Howツリー」「Whatツリー」の3種類を使い分けます。以下で、各種類の特徴についてご説明します。

・Whyツリー(原因追及型)
Whyツリーは、ある特定の問題がなぜ(Why)起きたのかを探るために用いられます。「問題を引き起こしている原因は何か」「その原因が起きている原因は何か」というように原因を追究してツリーを分岐させていき、問題の根源的な原因を洗い出します。

・Howツリー(問題解決型)
Howツリーは、特定の問題を「どのように(How)」解決できるのかを考えるときに用いられます。ツリーを何階層にも細分化させることで、根源的な解決策を見いだすことができます。ツリーを完成させた結果、問題解決に何十ものアクションが必要であることが明らかになる場合も少なくありません。

・Whatツリー(要素分解型)
Whatツリーは、複数の要素から構成される物事を各要素に分解し、シンプルに考えるために用いられます。複雑で込み入った物事も、Whatツリーで細かな要素に分解することで、概要が捉えやすくなります。


ロジックツリーの作成方法



ロジックツリーの概要を理解したところで、実際にロジックツリーを作成してみましょう。ロジックツリーでは、基本的には左にテーマとなる問題や課題(抽象的要素)、右に原因や解決策(具体的要素)を配置します。そして、右に進む(階層が深くなる)ごとにツリーを分岐させます。

例えば、「自社製品がなぜ売れないか」という問題をWhyツリーで考えてみましょう。

・【第1階層】
自社製品が売れない

・【第2階層】
「自社製品が売れない」に対応する原因:価格が高い、性能が劣る、十分に認知されていない

・【第3階層】
「価格が高い」に対応する原因:原材料費が高い、販売費が高い、無駄な工程や作業が多い「性能が劣る」に対応する原因:自社の技術レベルが低い、業界や最新技術の動向をキャッチアップできていない
「十分に認知されていない」に対応する原因:適切なプロモーションがされていない、新規開拓の営業活動が不十分

以上のように、ツリーを展開していきます。


ロジカルツリー作成時に意識したいMECE(ミーシー)


ロジカルツリー作成時に意識したいMECE

ロジックツリーの作成では、要素の漏れや重複がないことを意味するMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)を意識する必要があります。
例えば、年代で「ヤング」「ミドル」「シニア」と分ければMECEとなります。しかし、個人向け製品のターゲットを「ファミリー」「新社会人」に分けた場合は、漏れおよび重複が存在するためMECEではありません。


おわりに


今回はロジックツリーの考え方と作成方法についてご紹介しました。
ホワイトボードや模造紙を使って作成することが基本ですが、Excelやアプリを利用する方法もあります。ロジックツリーは非常にシンプルで便利な考え方ですが、一度身に付ければ問題解決力を大きく向上することができます。
ぜひミーティングの際にロジックツリーを取り入れ、部下や自身の問題解決力の向上を図ってはいかがでしょうか。
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