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内定者研修の目的と重要性、プログラム内容・時期・設計ポイント

2017年12月22日

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内定者研修の目的と重要性、プログラム内容・時期・設計ポイント
内定者研修は、内定者に確実に安心して入社してもらうための重要な施策です。内定者が入社したあとの、心理的負担を下げる効果も期待できます。ここでは内定者研修の目的と重要性、研修プログラム内容の例、設計や実施のポイントを解説します。

内定者研修の目的

企業は、主に3つのことを目的として内定者研修を行います。1つ目が、内定辞退を防ぐためです。2つ目に、入社に伴う内定者の不安や疑問を解消することが挙げられます。3つ目は、携わる業務についての知識やスキルいくらかでも身につけてもらうことで、入社後の心理的負担を下げることです。

内定者研修の重要性

近年、業界を問わず人材確保が難しい状況が続いており、企業間の人材の争奪が激しくなっています。自社の内定者が、複数の内定を獲得しているケースも少なくありません。入社しても、不満や悩みを抱えてしまえば、すぐに他社に移れる転職市場があります。

内定者研修は、確実に入社してもらい、安心してできるだけ長く働いてもらうために重要な施策なのです。

内定者研修のプログラム内容の例

内定者研修では、一般的にどのようなことが行われているのでしょうか。ここでは、内定者研修のプログラム内容の例をご紹介します。

  • ・社内講師(社員)による業務研修
  • ・外部の専門講師によるスキル研修
  • ・工場やオフィスの見学・講習
  • ・懇談会や会食と組み合わせる研修
  • ・合宿研修
  • ・Webセミナー・研修の実施
  • ・メールや資料のやり取りで行う研修


社内講師(社員)による業務研修

部署の上司や先輩社員による業務研修があります。入社後共に働くメンバーが知り合う機会にもなり、準備する社員の業務理解を深める効果も期待できます。

外部の専門講師によるスキル研修

外部講師は研修のプロです。ビジネスマナーや、特定のビジネススキルごとに研修が行われることが主です。入社後に本格的な研修を計画していても、内定者研修の時点でこのような研修を行うことで、モチベーション向上の機会になり得ます。外部の研修を導入することで、社内の準備や実施負担を軽減できるのもメリットです。

工場やオフィスの見学・講習

入社後に実際に働くことになる工場やオフィスを事前に見ておくことで、よりリアルに自分が働く姿をイメージしてもらうことができます。基礎的な講習などが行われることもあります。

懇談会や会食と組み合わせる研修

入社前後の内定者の心理は、社内に知っている人がいるかいないかで大きく異なります。入社前にこれから一緒に働くメンバーと知り合える機会を設けることで、心的負担が軽減されるでしょう。

合宿研修

新入社員同士の結束を促す効果があり、企業への帰属意識が高まりやすいのが合宿研修です。コストが高くなりますが、研修内容を充実させることができれば、目的達成効果の高い選択肢です。

Webセミナー・研修の実施

内定者が遠方在住の場合や、入社前のスケジュール調整が難しい場合に取り入れられるのがWebを活用した研修です。移動が不要になれば、内定者数が多くても日程が組みやすいですし、録画機能で内容が再確認できるのも利点でしょう。

メールや資料のやり取りで行う研修

企業(人事や上司)と内定者が、メールやチャットなどでテキストをやり取りする研修方法もあります。たとえばビジネス文書やメールの書き方などの課題・添削を行ったり、業務資料を提供したりなど業務理解を深めてもらい、質問などに答えていくというものです。信頼関係を築くためのコミュニケーションとしても役立ちます。

内定者研修のプログラムで意識したい必須事項

内定者研修のプログラムで意識したい必須事項
内定者研修の実施にあたり、どのような研修を行う場合も企業側が意識して盛り込んでいきたいことがあります。

企業理念の伝達

1つ目は企業理念を伝えることです。もちろん、経営者や人事担当者が言葉で伝える時間を作ることも有効です。あらためて伝える時間のないプログラムでも、研修の随所で理念が感じられるような内容を計画しましょう。

個人面談の実施

複数の内定者がいる研修では、何か疑問があっても質問の機会を逃していることも多いです。必ず個人的に話のできる機会を設けて、その時点での疑問や不安は解消するようにしましょう。

社会人意識の喚起

新卒や若手の新入社員の場合は、学生(フリーターなども含む)と社会人を区別する意識付けが必要です。異なるポイントや心構えを伝えて、社会人としての意識を喚起しましょう。

仲間(チーム)意識の醸成

複数の内定者を迎える場合、その内定者同士の関係性が強固になることで、定着が促されることがあります。時間と場所を共有し、共通の目的や目標を一緒に達成していく経験をしてもらうのが効果的です。

学び方を学んでもらう

業務の知識やスキルの習得プロセスと、学校での学習プロセスは別物です。とくに新卒の学生を迎え入れるときは、入社後に効率的に吸収してもらうために、社会人としての学びの姿勢やプロセスを学ぶ機会になることも意識しておくといいでしょう。

内定者研修の設計におけるポイント

では、内定者研修プログラムを設計する際のポイントを説明します。

  • ・内定者の特性やスキルに合わせて計画する
  • ・内定者と共有する目的とゴールを設定する
  • ・実際に内定者が働く現場の意見を取り入れる
  • ・内定者の都合を考慮した日程調整


内定者研修の設計におけるポイント

内定者の特性やスキルに合わせて計画する

効果が高いといわれる内定者研修の種類はたくさんあります。しかし、研修内容を検討する際に、基準にしなければならないのは内定者の特性や、スキルのレベルです。

経験の浅い内定者に難易度の高い内容の研修を実施すると、理解できずに不安を煽ってしまうかもしれません。逆に熟練者である内定者に、基礎的な内容は退屈になってしまいます。このようにスキルに合った研修でなければ、入社することや仕事へのモチベーションを下げる可能性があります。

内定者と共有する目的とゴールを設定する

この記事の冒頭で、内定者研修を実施する企業の主な目的をお伝えしました。これは企業側の目標にも通じるものです。その目標とは別に、研修参加者である内定者と「共有する」ゴール(目標)を設定しましょう。

内定者がその研修を受けることで何を学び、どんなことが得られるのかを研修を行う前に確認し合うことが大切です。これにより内定者に、確かな学びをもたらすことができます。

実際に内定者が働く現場の意見を取り入れる

内定者研修の内容を吟味するときには、できるだけ内定者が入社してから働くことになる部署の上司や現場スタッフの意見も取り入れるようにしましょう。入社後の実際の業務に役立つ要素が多いほど、職場や仕事に早く馴染んでもらうことができるはずです。

内定者の都合を考慮した日程調整

内定者研修のスケジュールは、参加する内定者の都合に合わせるのが鉄則です。忙しい時期に無理な調整となれば、負担も大きいですし、研修内容にも集中して取り組んでもらうことが難しくなります。参加できないということもあり得るため、日程を決める前にあらかじめ都合を聞いて、企業側が調整を図るのが適切です。

内定者研修の一般的な時期

新卒の内定者研修の場合は、学校のスケジュールも考慮しましょう。時期としては、10月初旬の内定式と並行した実施、年明け1月、入社直前となる3月などが多いようです。卒論や卒業旅行、入社準備(引っ越しなど)などとの兼ね合いを確認してください。

おわりに

企業が内定者研修を行う目的は、内定辞退の防止のほか、内定者の不安を緩和し、モチベーションを喚起することなどです。実施の際には、企業と内定者で目標とするゴールをしっかり共有した上で進めましょう。社内の現場の意見も取り入れつつ、内定者のレベルに合ったプログラム内容を計画してください。内定者の都合を考慮して、適切なタイミングで実施しましょう。
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